NEWS お知らせ一覧
[教育活動]
3学期始業式
1月7日(水)に3学期始業式を執り行いました。
校長からの生徒の皆さんへのメッセ―ジは以下の通りです。
皆さん、あけましておめでとうございます。健やかに新しい年を迎え、こうして再び皆さんと顔を合わせることができ、大きな喜びを感じています。
実は、今年の始業式に向けて別の話を準備していましたが、大晦日の夜にNHK紅白歌合戦でRADWIMPSの『正解』という曲を聴き、急遽内容を変更しました。合唱に加わる若者たちの切実な歌声に触れ、「今、皆さんに最も伝えたいことはこれだ」と強く心を動かされたからです。
歌詞の中に、「制限時間は あなたのこれからの人生」「解答用紙は あなたのこれからの人生」という言葉があります。これまで皆さんが向き合ってきた勉強やテストには、必ずと言っていいほど「用意された正解」がありました。しかし、これからの人生には、あらかじめ誰かが用意した正解など一つもありません。
私たちは今、昨日までの常識が明日には通用しなくなる「予測困難な時代(VUCA)」を生きています。誰かが決めた正解をなぞるだけなら、これからはAI(人工知能)の方が遥かに優秀でしょう。しかし、「何に価値を置き、誰のために、どう生きるか」という人生の「意味」を見出すことは、人間にしかできません。答えのない問いに対し、仲間と対話し、試行錯誤しながら「自分なりの納得解」を導き出す。そんな「たくましさ」を、香里での学校生活を通じて身につけてほしいと願っています。
今日、私はマタイによる福音書 第7章7節から8節を引用しました。
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」
この聖句にある「求める」「探す」「叩く」という言葉は、すべて「自らが動く」という行動を指しています。神様は、ただ座って待っている者に完成された正解を届けてくれるわけではありません。むしろ、迷い、悩みながらも自分の答えを探そうと一歩を踏み出す、その「一生懸命なプロセス」の中にこそ、神様の導きと本当の恵みがあるのだと教えてくれています。
曲の最後は、「よーい、はじめ」という言葉で締めくくられます。これは誰かに与えられた問題を解き始める合図ではなく、自分自身の人生という白紙の解答用紙に向き合う、スタートの合図です。
3学期は非常に短い期間ですが、次のステップへと踏み出すための最も重要な「助走期間」でもあります。特に卒業を控えた3年生の皆さん、皆さんが進む先は道なき荒野かもしれませんが、この学校での学びと祈りの経験が、皆さんの内なる羅針盤となります。1・2年生の皆さんも、日々の生活の中で「自分はどう考えるのか」という問いを大切にしてください。
皆さんがこの3学期、自ら「求め、探し、叩く」ことを通じて、世界に一つしかない自分だけの「正解」を創り上げていくことを期待しています。
- 讃美歌斉唱
- 学校長奨励
- 校歌斉唱
- 短期留学生紹介
BACK
NEXT



