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2学期始業式
8月28日(金)に2学期始業式を執り行いました。
校長からの生徒の皆さんへのメッセ―ジは以下の通りです。
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皆さん、おはようございます。長い夏休みが終わり、こうして再び皆さんと顔を合わせることができ、大変うれしく思います。夏休みはそれぞれにとって、どのような時間だったでしょうか。部活動や学習に励んだ人、新しいことに挑戦した人、あるいは心と体をゆっくり休めた人もいることでしょう。その一つひとつの経験が、皆さんを確実に成長させているはずです。
さて、2学期の始まりにあたり、皆さんの顔を見渡すと、希望に満ちた表情の一方で、不安や緊張を抱えている様子もうかがえます。しかし、それは決して悪いことではありません。
私たちは日々、「強くあれ」「優秀であれ」「成功せよ」というメッセージの中で生きています。これまでも、困難に直面したときには「やり抜く力」の大切さについて話してきました。けれども今朝は、あえてその反対にある「弱さ」について考えてみたいと思います。
先ほど拝読した聖句で「わたしの力は、弱さの中でこそ十分に発揮される、喜んで自分の弱さを誇りましょう。」と、一見矛盾した言葉を語っています。なぜ弱さを誇ることができるのでしょうか。それは、自分の不完全さや欠けている部分を認めることが、他者とつながるための「余白」になるからです。
「かっこ悪い自分」を見せたくないと思うのは自然なことです。しかし、誰もが完璧であろうとし、隙を見せない集団の中では、本当の意味での助け合いや共感は生まれません。自分の弱さを言葉にしたとき、そこに初めて、他者が関わることのできる場所が生まれます。
そして、この「弱さを認めること」は、これからの2学期の学校生活の中で、皆さんにとって大きな意味を持つことになります。とりわけ、学期の後半に控えている文化祭において、その大切さを実感する場面が訪れるでしょう。
文化祭の準備が進む中で、意見の違いや思い通りにいかない出来事に直面することもあるはずです。自分の力不足を感じたり、仲間との関係に悩んだりすることもあるでしょう。そのとき、「弱さ」を隠すのではなく、互いに認め合い、支え合うことができるかどうかが、クラスの力を大きく左右します。
陶磁器の修理技法に「金継ぎ」があります。割れてしまった器を漆でつなぎ、その継ぎ目を金で装う技法です。修理された器は元の姿に戻るのではなく、その傷跡が新たな美しさとなり、唯一無二の価値を持つものへと生まれ変わります。
文化祭もまた、この「金継ぎ」に似ています。クラスという一つの器が、準備の過程で意見の対立や失敗によって、一時的にばらばらになることもあるでしょう。誰かのミスによって計画が思うように進まなくなることもあるはずです。しかし、その「失敗」や「弱さ」を隠したり切り捨てたりするのではなく、金継ぎのように、仲間の協力という「金」でつなぎ合わせていく。そうして出来上がった出し物や展示は、最初から整っていたものよりも、はるかに深く、人の心に響くものとなります。
2学期は1年で一番長い学期です。また、日々の授業や部活動、そして進路との向き合いが続く中、文化祭という大きな行事もあります。成功や勝利を目指すことは素晴らしいことですが、それ以上に、不完全な私たちが、不完全なままに認め合い、支え合う、そのような温かな空気に満ち溢れることを願っています。
皆さんの歩みが実り多いものとなることを心から祈り、式辞とします。
- 讃美歌
- 学校長奨励
- 校歌
- 生徒自治会
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