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[教育活動]

中学卒業式・3学期終業式・離任式

3月21日(土)中学卒業式を挙行いたしました。

校長からは、式辞として次のようなメッセージが送られました。

 

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陽光が輝きを増し、校庭の木々が新たな息吹を湛えるこの佳き日に、ご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、2025年度同志社香里中学校卒業式を挙行できますことを、心より厚く御礼申し上げます。

 

本日、三年間の義務教育を修了し、輝かしい門出を迎えた266名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。三年前、期待と不安を胸にこの香里の丘を登ってきた皆さんは、日々の学びや行事、友人との語らいを通じて自らを磨き上げ、今日の凛とした姿へと成長しました。自らの足で歩み、積み重ねてきた努力に対し、心からの敬意を贈ります。また、今日まで深い愛情で支えてこられた保護者の皆様にも、謹んでお祝い申し上げます。

 

卒業生の多くは本校高等学校へ進学し、一部の仲間は新たな学び舎へと進みます。道は分かれますが、皆さんが等しく育んできたのは、本校教育の根幹である「良心」と「自立」の精神です。校祖・新島襄先生が掲げた「良心」とは、内なる声に耳を傾け、正しさを自ら問い行動する力であり、「自立」とは自分の人生に責任を持つことです。

 

これから皆さんが踏み出す社会は、AIの進化やグローバルな課題により、従来の「正解」が通用しない複雑な時代です。このような時代において、最も大切にしてほしいのは「探求する姿勢」です。与えられた問題を解くだけでなく、自ら「なぜだろう」と問いを立てる力を磨いてください。正解のない問いに対し、仮説を立て検証するプロセスこそが、世界を切り拓く力となります。失敗を恐れず、知的好奇心を解き放ち、未知の領域へ挑戦し続けてください。

 

門出に際し、聖書の一節を贈ります。

「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にする。」(ヨハネによる福音書8章32節)

 

ここでの「真理」への到達とは、主体的に学び本質を見極めようとする探求の旅そのものを指します。自ら問い、深く探求する過程において、人は既成概念から解き放たれ、本当の意味で「自由」になれるのです。新島先生が愛した「自由」も、良心に従い真理を追う中にある高潔なものでした。

 

卒業は一つの区切りであり、同時に壮大な探求の旅の始まりです。同志社香里で培った「良心」という羅針盤を胸に、自分を信じて進んでください。皆さんが新しい価値を創造するリーダーへと成長することを確信しています。皆さんの歩む道が豊かで実り多いものとなることを祈念し、式辞といたします。

 

大いなる志を持って、羽ばたいていってください。卒業おめでとう。

 

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卒業生を送り出したのち、続いて3学期終業式・離任式を執り行いました。
校長から次のようなメッセージが送られました。

 

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本日、一年を無事に終えられた皆さんの姿を前に、心から喜びを感じています。年度の節目に当たり、目に見える成果の裏にある「根っこ」の大切さについてお話しします。

 

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、高校時代から「運を味方につける」ために、ゴミ拾いや挨拶、道具を大切にすることを実践してきました。彼にとってホームランは「枝葉」であり、日々の誠実な行動こそが自分を支える「根」なのです。「目の前のことを一つずつ行うことが一番の近道」という彼の言葉は、私たちの指針となります。

 

聖書には「その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結ぶ」という言葉があります。「実を結ぶ」とは結果だけを指すのではありません。誰も見ていない場所での努力や、友人への優しさ、失敗を乗り越えようとした一歩一歩が、皆さんの心の土壌に深く根を張るプロセスでした。

 

春休みは、次なる成長への準備期間です。大谷選手のように、小さな善行を自分の「力」に変えていってください。焦る必要はありません。誠実に根を伸ばし続ければ、必ず皆さんにしか咲かせられない花が咲くはずです。4月の始業式、一回り大きく成長した皆さんに再会できることを楽しみにしています。

 

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引き続き、離任式が行われました。
本校の教育活動に長きにわたりご尽力くださった社会科北川徹朗先生、聖書科教諭工藤尚子先生、国語科教諭櫛田夏織先生、事務室東田忠浩さんが、今年度ご退職されれました。感謝の気持ちを込めて花束が贈呈されました。

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