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[学校生活]

二学期始業式

8月30日(水)、いまだ残暑厳しい中、香真館にて二学期始業式を執り行いました。

式辞の中で校長はマタイによる福音書 第7章第7節から8節を引用しながら、次のようなメッセージを述べられました。

聖句 マタイによる福音書 第7章第7節から8節
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」

皆さんは、同志社香里はどんな学校だと思いますか?
なぜこのような問いかけをするかというと、日常が徐々にコロナ前に戻りつつある中で、皆さんに今こそ、同志社香里での生活を楽しんでほしいと思っているからです。そのためには、本校の原点についてよく知る必要があります。
本校の原点の一つに、キリスト教主義があります。世界の人口の約3分の1をキリスト教徒が占めています。キリスト教について知ることが世界の文化のバックボーンを知ること、即ち異文化理解、国際理解につながっていきます。
校祖新島襄は、同志社のチャペルの定礎式で「このチャペルは同志社の基礎となり精神となるものである」と述べました。この始業式も礼拝の形式を取っています。どうか皆さんも、本校の根幹である礼拝を大切にしてください。
原点の二つ目として、自由主義があります。本校の「自由」とは、自ら「何が正しいか」学び、責任をもって選択するという「自由」です。新島の言葉にもあるように、同志社は大魚だけでなく小魚ものびのび育つことができる環境であるべきです。互いの個性を認め合い、お互いの「自由」を尊重してこそ充実した学校生活が送れるものと思います。
原点の三つ目として、国際主義があげられます。コロナ禍のもと制限していた語学研修の復活など、本校でも海外との交流の機会を増やしていこうとしています。言葉を用いた生身でのコミュニケーションを通して、多感な時期にこそ得られる経験を重ねてください。
皆さんはこの三年間コロナ禍の中で様々な制限を受け、苦しみも多くあったことと思いますが、その反面命のありがたさ、感謝することの大切さも知ることができたのではないでしょうか。この経験から得た貴重な学びを、ぜひ今後の人生で生かし、理想の学校生活を体現していってほしいと願っています。

自ら求め、閉じられた門を開いて広い世界へ羽ばたく人として、皆さんが本校で実り多い学校生活を送れるよう、祈っています。

 

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