本校の3つの主義
1. キリスト教主義
いかに生きるべきかを考え、あたたかい心を養います。
自らの人生を築いていくための指針を得る学習機会としてキリスト教主義教育を実践しています。
日々の礼拝や聖書の授業、また市民団体と連携したボランティアやユニセフへの協力など、社会とも関わりながら学びます。
礼拝
週2回のショート礼拝と隔週のロング礼拝を実施。
聖書に触れ、教師の講話を聞き、真理について考える「礼拝」の時間を設けています。中高ともに週2回のショート礼拝と隔週のロング礼拝を実施。また、正課の授業として各学年で1時間「聖書」の時間を用意し、「キリスト教をもって徳育の基本とする」という同志社の理念を形にしています。
讃美歌
礼拝のはじめには全員で讃美歌を歌います。礼拝堂のオルガンの音色にあわせて歌声を重ね、心を落ち着けて礼拝に臨みます。

1000名収容の香真館
人権教育
福祉の実際を体感できるさまざまな授業を展開。
社会的に助けを必要としている人が置かれている状況を、体験を通して理解できる機会を設けています。中学1年には「車いす体験学習」、中学2年の修学旅行ではアイヌの生活体験など、多様な体験学習を実施します。困っている人に迷わず手を差し伸べられる「良心」の形成をめざします。
人権教育プログラム
「車いす体験学習」では、実際に車いすでの移動を体験することで、普段とは異なる視点を身につけ、人をいたわる心を養います。

車いす介助体験
ボランティア活動
地域の清掃等に取り組むボランティア部を設置。
同志社香里では、キリスト教主義の精神と人を思いやる心に根ざしたボランティア活動を意欲的におこなっています。PTAとボランティア部の生徒たちが中心となり、地域の清掃や児童施設への訪問活動などを実施。こうした自発的な社会貢献活動も生徒の豊かな心の成長につながっています。
ボランティア部の活動内容
上記のほかにも、献米活動や大阪市西成区の通称「釜ヶ崎」地区での炊き出しなど、社会貢献活動をおこなっています。

使用済み切手や書き損じハガキを集めて、寄付活動を実施

中学校生徒会が中心になって取り組んできた「ラオスに学校を建てよう!」プロジェクトが完了し、2012年9月、ラオスのボントン村に小学校校舎を贈りました。
2. 自由主義
自分で考え、判断し、行動する。自立心を育む学びを展開しています。
同志社香里の学習制度は、生徒が自ら主体的に学び、これからの人生を考えていけるように設計されています。
少人数制の教育やキャリア教育などで自由に学び、生徒一人ひとりが可能性を大きく伸ばせるように導きます。
少人数制教育
教師との距離が近く理解が進む環境です。
生徒へのきめ細かな指導を実現するための取り組みを重視しています。複数の教師が協力して指導にあたるティームティーチングや、少人数制を確保したクラス編成を通して、教師の手厚いサポートのもとに生徒が自主的に学び、学力をスムーズに伸ばしていける環境を整えています。
ティームティーチング
英語科などで教師2名が役割分担して指導する授業を開講。生徒に目や心を行き届かせる授業で、確かな学力の形成をめざします。

自主的な学習会の開催もサポート
将来を見すえた学び
進路を明確にする学習に早期からチャレンジ。
将来の仕事について考えるキャリア教育を中学から実施するほか、生徒の希望を実現するためのサポートをおこなう「進路指導室」を設けています。また、同志社大学の教員の授業を受講する「高大連携講座」や、他大学への進学を希望する生徒を指導する「アドバンス講座」も開講しています。
進路をイメージする機会
多様な分野で活躍されている方の話しを聞く機会を用意。仕事のやりがいや喜びを知り、将来像を考えるきっかけをつくります。

教員によるサポートが充実
生徒会・自治会活動
生徒たちの意欲あふれる取り組みを支えます。
中学生徒会、高校生徒自治会の取り組みが活発なことも、生徒の自主性を尊重する同志社香里の特長です。例えば、各クラスに1名「通学マナー委員」を設け、通学時の実態調査やマナーの呼びかけなどに積極的に取り組んでいます。生徒一人ひとりが社会の一員としての責任を自覚し、行動する力を磨いています。
通学マナー向上プロジェクト
通学時の注意点を詳しく解説するドキュメンタリー映像の作成、ポスターの掲示、学内でも階段の片側通行を徹底するなど、生活習慣から意識付けができるようさまざまな取り組みを行っています。

通学時のマナーについて、生徒会長が全校生徒にプレゼンテーション
課外活動
全国水準の強豪が多数。自主性を強力に応援します。
同志社香里ではさまざまな場面で生徒主導の学習機会を設けていますが、部活動もその一つです。運動部、文化部、生徒自治会の各団体が精力的な活動を展開し、全国的にも優秀な成績を上げるとともに、目標に向けて全力を注ぐ時間を仲間たちと共有し、人間的な成長につなげていきます。

人工芝完備のグラウンド
課外活動の主な実績
■ダンス部
日本中学校ダンス部選手権(中学) 優勝
全国中学校・高等学校ダンス部選手権(中学) 優勝
日本高校ダンス部選手権(高校) 準優勝
24時間テレビ「高校生ダンス甲子園」 第3位
■卓球部
近畿高等学校卓球選手権大会 女子シングルス・ダブルス 出場
■レスリング部
全国選抜レスリング大会84kg級 出場
近畿高校レスリング大会120kg級 第3位
全国高等学校レスリング(インターハイ)120kg級 出場
国民体育大会120kg級 第5位
全国高校選抜近畿ブロック予選会84kg級 第3位
全国中学校選手権53kg級 出場
■テニス部
大阪中学校テニス選手権大会(中学男子・団体) 準優勝
全国大会近畿地区予選(中学男子・団体) 第8位
近畿中学校総合体育大会(中学男子・団体) 第8位
大阪私学大会(中学男子・団体) 優勝
大阪選手権大会(中学女子・団体) 第8位
近畿中学校総合体育大会(中学女子・団体・個人) 出場
大阪総合体育中央大会(中学女子・団体) 第8位
近畿高等学校テニス大会(高校女子・個人・団体) 出場
大阪高等学校秋季テニス大会(高校女子・団体) 第3位
近畿私立高等学校テニス大会(高校女子・個人) 出場
■少林寺拳法部
近畿高等学校少林寺拳法大会兼全国選抜大会予選 出場
■マンドリン部
全国高等学校ギターマンドリンコンクール
吹田市長賞(全国4位にあたる賞)
■軽音楽部
第35回We are Sneaker Ages グランプリ大会 出場
■吹奏楽部
大阪府アンサンブルコンテスト 管楽8重奏(中学) 金賞
大阪府アンサンブルコンテスト クラリネット6重奏(高校) 金賞
関西吹奏楽コンクール(中学小編成) 金賞
3. 国際主義
世界を知り、国際社会を生きるために本当に必要なことを学びます。
新島襄が世界に目を向けて学んだことから同志社が生まれた伝統を重視し、
わたしたちは広く世界について学ぶ国際主義を教育の柱としています。
多彩な国際交流の機会を通じて、国際人に必須となる共生の心を養います。
海外研修・国際交流
異文化交流の喜びを知るプログラムを設けています。
長期休暇中にさまざまな国でホームステイを体験できるプログラムを中学から設けるほか、高校では年間留学制度も用意しています。ほかにも海外留学生の積極的な受け入れ、また国際交流イベントとして英語のスピーチコンテストや世界のダンス・音楽を楽しめる行事なども開催しています。

アボリジニアートの手法を用いた絵画制作に挑戦

シドニーのオペラハウスを背景に

語学研修先でのホストファミリーと

交流を通じて異文化理解
●外国語科目
ネイティヴに学ぶ実践的語学。
同志社香里では6年間を通じてネイティヴスピーカーによる英語の授業を開講しています。
●海外研修制度(一例)
夏期語学研修 オセアニア or カナダ(期間:3週間/対象:中3~高3)
体験授業やESL、各種アクティビティ、ホームステイ体験を通して活きた英語を学習できます。
春期語学研修 ボストン or イギリス(期間:11日間/対象:中2~高2)
ボストン交流プログラムとイギリスのグレシャム校交流プログラムを隔年で実施します。ボストンでは、新島襄が学んだフィリップスアカデミーやアーモスト大学を訪問し、創立者の足跡をたどります。イギリスでは、名門グラマースクールであるグレシャム校との交流やホームステイのほか、イギリスやフランスの歴史や文化に触れる機会を設けています。
短期留学(期間:1カ月程度/ 対象:高2 ~高3)
オーストラリアにあるノックスグラマー高校(男子校)やピンブルレディースカレッジ(女子校)との交流校留学、ハワイでのSGLIプログラム、フィリップスアカデミーにおけるサマーセッションに参加し、高い語学力だけでなく、広い視野も身につけます。(選考試験有り)
サンフランシスコ・NUEVA交流プログラム(春期)(期間:9日間/対象:中2~中3)
現地で日本語の授業も教えているNUEVA SCHOOLとの交流を通じて、異文化理解力を高めます。
※ボストン交流プログラムとグレシャム校交流プログラムを隔年で実施します。
●その他の国際交流(一例)
海外クラブ交流
サッカー部がイングランドへ遠征。また、ラグビー部がオーストラリア遠征を実施。
国際交流イベントTHE SMALL PLANET
英語スピーチコンテスト、サンバショーなどの芸能祭、10カ国以上の外国人と交流するランチタイム、外国料理教室などを体験できる校内イベントです。