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行事ニュース

2015年度 中学卒業式

3月18日(金)、香真館において2015年度中学卒業式が行われました。

式辞

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご卒業を心からお喜び申し上げます。彼女、彼等の義務教育最後の三カ年をお任せいただき大変感謝申し上げます。必ず皆様、私たちが期待する人物になると期待しております。

君達は、同志社香里中学校において、「キリスト教主義」に基く良心教育を、礼拝・聖書の時間・ホームルーム等を通して、事あるごとに、色々な場所で「良心」とは何かを考える機会を持ったと思います。

「隣人を自分のように愛しなさい」(ルカ一〇・二七)「わたしがあなた方を愛したように互いに愛しなさい。」(ヨハネ一五・十二)「人にしてもらいたいことを、人にもしなさい。」(ルカ六・三一)「人を裁くな。あなた方も裁かれないようにするためである。」(マタイ七・一)これらの聖句はもちろん君たちは「隣人愛」を表わしているということでよく知っています。言い換えれば、これが同志社の「良心」と言えます。「隣人愛」とは、自分が何をしたいかではなくて、助けを必要としている人が何をしてほしいかを思って行動することです。その人が友達であろうとなかろうと、敵であろうと味方であろう関係ありません。この行為は超越しています。簡単に言えば「思いやり」の行動です。このことの大切さを授業・クラブ活動・生徒会活動で実感していたと思います。そして、それらの活動を通してクラスメート、チームメートと助け合い、励まし合い、友情の素晴らしさも感じたかと思います。

お互いに裁きあうことなく、その人の立場に立って考え、そのことが人と人を結びつけ、社会では大切であると、私たち同志社香里の教職員も思っています。

この思いが同志社香里中学の学びの出発点であります。

これから 次のステージに上がる君たちは この良心をより高くなるよう育み、より運用できるよう勉学・スポーツ、文化活動に励み、良心が全身に充満した若者に成長することを期待します。

最後に、もう一度 義務教育の終了、卒業おめでとう。将来、私の良心は香里で育んだと思ってくれることを確信し、お祝いの言葉とします。君達が素晴らしい未来を切り開くことを祈り、式辞とさせていただきます。

二〇一六年 三月十八日

同志社香里中学校 高等学校

校長 福田耕治