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行事ニュース

高校入学式

4月4日(火)14時より高等学校入学式を挙行いたしました。

 

校長は新入生への式辞の中で、南北戦争後黒人への教育の機会均等に尽力した教育家であり実業家のサミュエル・ウルマンの詩 “Youth(青春)” を紹介しつつ、次のようにメッセージを送りました。

 

 

Youth is not a time of life; it is a state of mind;

「青春とは、年齢によって区分された人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。」で始まるこの詩の中で、サミュエル・ウルマンは「青春とは、肉体的年齢の若さではなく、新たなものに触れたときの感動、もっと深めたいという好奇心、未来に対する想像力を持つことであり、夢や目標の実現に向けて情熱を燃やし続けることが大切だ」と説いている。人間は、自分の能力に満足した時や自分の限界を決めつけた時に、成長は止まる。皆さんには、無限の可能性がある。どうか夢や情熱を持ち続け、様々なことに積極的にチャレンジし、自分の未来を自らの力で切り拓いてほしい。

同志社を設立した新島先生も同じく夢の実現に向けて努力し続けた人であった。国禁を犯してアメリカへ渡った新島先生は「日本でキリスト教主義の学校を設立し、自由と良心に立脚した人物を養成したい」という夢を抱き、同志社英学校を設立後、さらに総合大学に発展させるべく奔走した。新島先生は志半ばでこの世を去ったが、その志が脈々と受け継がれ、今日の同志社があり、ここで皆さんと出会うことができた。本日より同志社の同志となった皆さんも新島先生の志を受け継ぎ、夢や目標をもって志高く、充実した学校生活を送ってほしい。

ローマの信徒への手紙第5章3~5節に「わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」とある。あきらめることなく、解決するまで、納得いくまで努力し続けることで、必ず希望の光は見えてくる。この聖書の御言葉を胸に刻み、苦難にあっても希望を強く持ち、苦難に立ち向かってほしい。

 

 

308名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。心より祝福を贈ります。