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行事ニュース

サンフランシスコ語学研修だより(現地28日)

昨日、ある授業で、自分が大きな絵の一部となるアート作品を制作していた、というお話がありましたよね。それの実際の写真をいただいたのでご紹介します。こんな授業があったら、イマジネーションがどこまでも広がって楽しいでしょうね!

さて、続いては現地28日の様子です。この日は、B先生は高校生と一緒に1日を過ごしたようです。それでは、どうぞ!

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[中学]

3日目の朝です。登校してからの流れにも、もう慣れてきました。

午前中は、バディの授業に出席しました。ヌエバでは一人1台パソコンを持っていて、授業中のノートは基本的にパソコンで取ります。こちらに来て香里生がびっくりしていることの1つに、パソコンを打つ速さがあります。「キーボードを一切見ずにすごいスピードで打ってく!!やばい!!」と言っています。慣れれば、みんなも打てるようになるので、頑張ってほしいです。

午後には、社会の先生が、同志社生向けにアメリカ歴史についての特別授業をしてくださいました。英語で1600年代から現代までのアメリカのことについて学びます。日本語でも知らない内容を英語で…途中で力尽きそうになった生徒もいたようですが、頑張って理解しようとしていました。

ホストとのコミュニケーションも大丈夫そうです。分かってなさそうだなと思ったら、絵を描いて説明してくれるそうです。また、ホストの1人が風邪を引いてしまい、学校を休まなければならなくなったのですが、別のヌエバ生が一緒に登校してくれ、校内ではまた別のバディを付けてくれました。香里生もそんな状況に動じることなく、すぐに仲良くなっています。ヌエバの皆さんは、本当に良
くしてくださっています。

 

 

[高校]

高校の授業は基本的に午前中3時間、午後2時間です。今日は3時間目に、全校集会がありました。テーマはWomen’s Dayで、数名の女性(生徒や先生)が「女性であること」や「女性の権利について」など自分の意見を話していました。ちなみに、国際女性デーは3月8日だそうです。genderというものに対して、日本よりも考える機会が多いようです。

お昼ご飯を食べた後の授業は、同志社生への特別授業でNotebook laser-cutting classでした。iLabという名前の技術教室(?)で行われました。工場かと思うくらい、様々な工具や機械がある教室です。パソコンを使ってデザインをし、それを特別な機械に転送し、真っ黒なノートにレーザーで模様を描いていきます。先生の説明を聞いて、パソコンを借りて、いざデザインスタート!香里の4人は、どんなデザインにしようか…とパソコンで描いている間に授業が終わってしまい、機械を使うところまでは進みませんでした。今週また続きができる時間があるそうです。どんなノートが仕上がるか楽しみです。

次の授業は、Design thinking。テーマは「カップラーメンを再考する」でした。日本人の生徒2人に対してヌエバ生1人のグループで活動しました。まずは、カップラーメンに慣れていないヌエバ生に質問をして、カップラーメンを食べたことがあるか、その時どう思ったか等の質問をします。ここからが面白いのですが、実際にその場でヌエバ生がカップラーメンを作ってみて、日本人の生徒がその様子を観察します。ちなみに、このカップラーメンは日本製ですが、アメリカで売られているもので、手順は容器に英語で書かれています。日本人の生徒は、どんなところで戸惑っているか観察したり、質問したりします。そして、一緒に議論しながら、デザインのこの部分を変えた方が、もっと良い製品になるという結論を出します。この学校は、授業中の飲食は自由なのですが、ラーメンを食べながら真剣に話し合う様子はとても不思議な光景でした。「余っているカップラーメンを日本の生徒も食べていいよ!」と言われ、みんな慣れた手つきで作って食べていました。発表の際には「外の透明フィルムが開けにくいのでなくす」「3分待つ間に留めることができるシールを容器の下に付けておく」「スープの素と薬味の袋にも英語説明を付けて分かりやすくする」「袋ではなくゼラチン的なお湯をかけたら溶けるものに入れる」など、とても面白い意見が出ました。「考える力」を養う教育をされているということがよく分かる授業でした。

高校は明日は再びfield trip(遠足)です。