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行事ニュース

高校2年ハワイ修学旅行(第2日目)

ハワイに到着して一晩が明けました。時差のせいで2時間くらいしか寝ずにハワイに到着した人がほとんどだったので、昨夜は先生達が就寝の確認をした22:30の時点ですでに寝ている人がたくさんいました。きっとバタンキュ〜だったのでしょうね。

今日の予定は、午前中に平和学習、午後に異文化学習。《戦艦ミズーリ》へ行くグループは7:00から、《アリゾナ記念館》へ行くグループは7:30からホテルで朝食をとりました。バイキングの内容はシンプルでしたが、甘いデニッシュが好評でした。

お天気はかんかん照りの夏のよう。日本では「今年のハワイは涼しいよ」と聞かされていたのですが、ありがたいことにとても暑いです。(逆に日本がもの凄く寒いらしいですね…。)クーラーがガンガンに効いたバスでいざ出発しました。

 

◆午前中…アリゾナ記念館/戦艦ミズーリ

これら2つのメモリアルがあるエリアは、ご存知の通り、日本軍による真珠湾への攻撃があったこととその詳細を後世に伝えるための施設です。今でも多くのアメリカ人とおぼしき方々が当地を訪れていることからも、真珠湾攻撃がアメリカ人、特にハワイの方々の心にどれほど深く刻まれた出来事なのかが計り知れます。

《アリゾナ記念館》グループは、まずは公園内をしばらく自由に散策したあと、真珠湾攻撃とはどんな出来事だったのかを当時の映像でたどる映画を鑑賞。アメリカ人の視点から語られる戦争の話を聞く機会はなかなかありませんし、米軍が撮影したニュース映像も日本で目にすることはありません。すでに社会科の授業などで習って知っていることだったとしても、視点を変えて見聞きすると、新たに感じることがあったのではないでしょうか。

1941年の爆撃では、何隻かの米軍艦が沈められました。そのうちの一隻である戦艦アリゾナは他の戦艦のように引き揚げることができず、未だに多くの乗組員の魂とともに海の下に沈んでいます。沈んだ地点の真上に作られたのがアリゾナ記念館です。

白亜の空間の中には、アリゾナと共に眠っている方、数百名の慰霊碑があります。戦艦のどこの部分かは分かりませんが、揺らぐ水の中に大きな錆びた鉄の塊があるのがわかります。海面をじっと見つめていると、沈んだ船から75年以上漏れ続けていると言われる燃料が浮かび上がって海水に青く光ります。

青い空、風に揺れる椰子の木、鮮やかな花。
悲しみや苦しみとは無縁に思えるホノルルの景色。
ここで、さっき映像で見たようなことが、この私が立っている床の下に、実際に…。

アリゾナ記念館がここを訪れるすべての人に伝えたいことは一体何か。その答えは戦艦アリゾナの錨(いかり)の前にありました。

Remember, Understand, Honor
Dedicated to those who made the ultimate sacrifice
December 7, 1941
We will never forget.

記憶し、理解し、敬意を払おう
最大の犠牲を払った人々に捧ぐ
1941年12月7日
私たちは永遠に忘れない。

高校生の皆さんにはピンと来ない部分もあったかもしれませんが、今日見た光景を大人になったときにいつか思い出す日が来るのではないかなと思います。

 

◆昼食…アラモアナ・ショッピングセンター

昼食は大型ショッピングセンターで自由食。ほとんどの生徒がフードコートで購入して食べていました。英語は使ったのかな、ハワイは日本語で通じてしまったかな。でも、食べ物の味や大きさが日本と全然違うので、それだけでも外国に来た意味がありますね。先生方も、メキシコ料理やタイ料理などに果敢に挑戦していらっしゃいました。

 

◆午後…ポリネシアン文化センター

アラモアナ・ショッピングセンターまで、ポリネシアン文化センターの専用バスがお迎えに来てくれて出発!行く先はハワイの民芸品が並ぶ Hukilau Marketplace に併設された、ポリネシア諸島の文化が学べる体験型施設Polynesian Cultural Center です。

この施設は、タヒチ、トンガ、サモア、フィジーなど似ているけど少しずつ異なる文化を有するポリネシアの島々ごとにゾーンがあります。クラスごとに案内の若いお兄さんやお姉さんがついてくださって、各ゾーンを回って伝統を体験したり、文化を紹介するショーを見学したりさせてくださいます。

時間の都合でクラスによって若干の内容の違いがありますが、例えば火起こしに挑戦したり。

ゲームで遊んだり。

入れ墨をした気分を味わってみたり。

大昔のポリネシアの人々のようにカヌーで移動したり。

ヤシの実を取るために木を登っている人もいれば、その島特有の雄叫びをあげている人もあり、本当に村に紛れ込んでしまったかのような気持ちになる楽しい場所です。

トンガのドラム・ショーでは、300人くらいが観ている前で、香里生がステージの上に呼ばれ、トンガのおじさんとの掛け合いで観客を大いに楽しませてくれました。(B組のI君とF組のK君)

夕食は大きなダイニング・ホールでバイキング料理をいただきました。列が混むのでかなり待たされた人もいましたが、皆さん文句ひとつ言わず、あら、なんていい子なんでしょう。どうやら、とにかくずっと楽しくて仕方がないようです。楽しかったら何でも許せちゃうってわけですね。ご機嫌うるわしくて何よりです。

食事のあとは、本格的なミュージカル『HA』。マナという一人の男性の一生を追いかけることで命の循環や祖先の魂について考えさせられ、同時にポリネシアの島々の踊りや衣装が見られる、一大スペクタクルです。寝てしまった人も大勢いましたが、火の棒を使ったファイヤーダンスなど、見所がいっぱいありましたね。ショーの後にはステージに上がってキャストと写真撮影をすることもできました。21:00終了、滞在時間約6時間。盛〜りだくさんでした。

 

22:30ホテルに帰着。ささっと準備をしてできる限りたくさん寝ましょう。

明日もいい天気になりますように!