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行事ニュース

ボストン研修旅行 3月28日(火)

ボストン・トリニティ・アカデミー(BTA)で学ぶ2日目です。BTAは普段は制服がある学校ですが、今週は春の始まり(アメリカのニューイングランド地方は日本のように四季があって、寒そうに見えて暦の上では春)なので、”spirit week”(心意気週間)と名付けていつもと違ったおもしろいことが行われています。昨日の月曜日は、”comfy day” (楽ちんデー)、制服ではなく楽な格好でいいよ、という日でした。そこで私たち32人が思ったことは、「つまりいつもの同志社香里ってことか!」BTAから見たら香里は毎日が楽ちんデーです。

今日の火曜日は、”cartoon day”(漫画デー)で、漫画のキャラクターをイメージした服装で来てよいとのこと。ただし、購入したコスチュームや学生としてふさわしくない格好はダメ、漫画の格好をしない人はカジュアルにならずに制服を着用すること、という注意が昨日の集会で伝えられていました。香里生はあいにく漫画のキャラクターの用意はないので、バリッと標準服で決めています。

明日の水曜日は礼拝があるので制服かそれ以上の正装をしてくるようにと言われています。明後日の木曜日は”culture day”(文化デー)なので、それぞれの家系の民族文化を表す服装をしてきてよいそうです。金曜日は”wacko day”(へんてこデー)で、わけのわからない格好をしたらいいそうです。どういうことなのか金曜日まで見届けられないのがとても残念ですが、要するに物事を楽しんだり、個性を尊重したり、創造性を働かせる精神・心意気(spirit)を持ちましょうという一週間なのだと思います。おもしろい時期にお邪魔できてよかったですね。

さてさて。朝、8時前に登校して来るとうちの生徒たちは口々に昨日の夕方以降の報告会が始まります。「飯が…」「シャワーが…」「ベッドが…」と半ば言いたい放題で 「苦労自慢大会」のようにも聞こえますが、みんな本人が主張しているほどの悲壮感は漂っていません。前日にはホームステイのことを「もう無理」と言っていた人が翌日には「昨日は楽しかった〜」とケロッとしていたりもするので、どこのホストの方もよくしてくださっていると思います。

8:05AMから1時間目が始まりました。お腹に赤ちゃんがいるラビアンカ先生(みんなそういう体型の方だと思っていたそうです…)、ホストファミリーもしてくださっているリンネル先生、男性のヒックス先生の3人が交代で同志社香里のためだけに授業をしてくださいます。3人の授業を全て見るために今日はBグループの方をずっと授業参観しました。授業を見学しながら、私たちは生徒たちが書いた英語の日誌のチェックと添削をします。「アメリカのテレビはチャンネルが多くて驚きました」「アメリカの学生は積極的に発言をすると思いました」「もっと英語が話せるようになりたいです」「バディーがとても優しかったです」など、素直な感想が色々【英語で】書いてあります。

3時間香里生だけの英語の授業を受けたら、今日はお出かけです。大型バスに乗って、まずは新島襄が通ったフィリップス・アカデミー のあるアンドーヴァーの街へ。お土産物屋さんやスターバックス・コーヒーで30分ほど買い物をしました。

※ホームページの写真に写りたいと言うので人物写真が増えました♪

そこから住宅街を5分ほど歩くと新島襄がかつて通った中高一貫校のフィリップス・アカデミーが出てきて、キャンパスを横切った一番奥にある黄色い事務所で待ちました。「なんてチャーミングな事務所なんだ!」と女子が感心しています。

 

ボランティアの高校生2人が来て、茶色いレンガの校舎や寮が点在するに広大な敷地を案内してくれました。授業の空き時間に来てくれていたようで、ツアーが終わった瞬間駆けて行きました。その後ろ姿を見ながら、この研修では本当に色んな人のお世話になっているなぁと感じました。

この校舎は新島襄が通っていた1870年頃から現存する建物だそうです。

下の集合写真の真ん中の石碑は何でしょう?

同志社出身の人なら誰もが知っているはずの、新島襄が同志社設立の趣意として述べた「良心の全身に…」の言葉が彫られています。下の写真は図書館です。念のため繰り返しますが、フィリップス・アカデミーは中高一貫校で、大学ではありません。

次の肖像写真は誰でしょう?

新島襄ですね。図書館の2階に展示されています。このようにアーマースト大学にもフィリップス・アカデミーにも新島襄の足跡ははっきりと残っていて、それぞれの学校は同志社とのつながりを大切にしてくださっています。

最後に、チャペルの前で撮った集合写真をご覧ください。だいぶ打ち解けて仲良くなった30人にズームアップ!

フィリップス・アカデミーの後は、スーパーマーケットに行きました。外国のスーパーは観光地と呼べるくらい見るものが多くて飽きません。関係ない売り場もキョロキョロしつつ、お土産になるのか自分のおやつになるのか不明のお菓子をたくさん買っていました。

スーパーに1時間滞在している間に小雨が降ってきました。アメリカに来てからまだ一度も青空を見ていませんが、私たちが外を歩く時には幸い雨に降られたことがありません。スーパーでの買い物の後も商業ビルの中を通ってほとんど濡れずにバスに戻ることができました。

バスで学校(BTA)に向かい、17時頃すぎに学校に着いて、お迎えに来たホストファミリーの車に乗って三々五々に帰って行きました。

毎日があっという間に過ぎていきます。溜まっていた睡眠不足がかなり解消されて、ホームステイ生活にも慣れて来たのか、今日は生徒たちの表情がとても明るく、大きな声でよく笑っていました。 慣れた頃にお別れなのが世の常で、ホームステイも半分が終わりました。明日も張り切って有意義に過ごしたいと思います。